「ただいま大須商店街」―
2019年1月2日に、東海テレビ開局60周年を記念して製作されたエリアドラマです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、昼帯ドラマの放送当時から、ほとんどの東海テレビ発のドラマは東京で作られてきました。
だから、❝すべて名古屋で作られる❞このドラマの制作発表を聞いた時にはとても感慨深いものがありました。
地元で作る…
地元の人たちみんなのドラマ―
物語の舞台は大須。
名古屋が日本に、いえ、世界に誇る街のひとつです。
伝統と新しさが混在する活気あふれる街。
昔ながらの雰囲気を残しながらも、雑多な文化と、この街を訪れる人たちを常に受け入れ、包み込んでしまう街。
物語は、そんな街に…
27年ぶりに帰ってきた、ヒロイン・松田久美子(松下由樹)と、9歳になる一人息子・優太(塩川虎太朗)の後ろ姿から始まります。
優太の手を取り、久美子は大須の象徴・大須観音の階段を昇り始める…。
固い表情の久美子と優太。
2人は、大須の街に…
心からの、「ただいま」を言えるのでしょうか―
このドラマについては、放送終了後から、別のブログで綴り始めました。
「大須の歴史」、「大須の現在」、
「抱えている問題」、「越えて来たこと」。
ドラマの中に、過去の本物の映像を交え、
ドラマではありながら、リアルな現実の問題とも向き合っていく‥。
3年経ち、このドラマで語られていたことが現実になっています。
ドラマを綴ることは、「大須商店街」の歴史を残していくことに繋がる。
地元の人たちと、様々な想いを共有し、未来のことを語り合うきっかけに繋がる。
そんな想いを胸にこのブログを更新しています。
🌸「ただいま大須商店街」応援サイト🌸
久美子と優太が見つめるのは「まつだ屋」。
ここは久美子の生家。
久美子の生家は、老舗和菓子屋です。
実際の大須商店街にも、歴史を持つ店がたくさんあります。
そして、そういう老舗が抱える問題は、「建物の老朽化」と「後継者問題」。
久美子の父・正さんは、大切に守ってきた「まんじゅう」と「こしあん」を継いでくれる人間を探しあぐねています。
もしくは、自分の代で終わらせることを覚悟をしているようにも受け取れました。
けれど、やっぱり何とかしたいと思っている―
実はこのブログの開設当初のサイト名は、このドラマから来ています。
💻FODプレミアムで好評配信継続中✨
ドラマ終了後「FOD」と「TVer」で配信が開始され、現在も「FOD」では配信が続いています。
その「FOD」は当初配信期間は1年でした。けれど年ごとに更新され、その度に嬉しい気持ちになりました。
勝手な想像ではありますが、続編が制作される日を待ってくれているような気がしています。
上の画像は、27年ぶりに大須に帰って来た、久美子が見た商店街の景色です。
「変わったなぁ…。こんなに外国人多かったっけ・・」
思わず、そう呟いた久美子。
『職人気質』—
その言葉を、ドラマで語るのは、実はこんな外国人でした。
🌸東海テレビ公式サイト🌸